ディープ・スロート | 爆小問題の「ヘロイン日記」

ディープ・スロート

中田 「ウォーターゲート事件(1972年)」の内部告発者、「ディープ・スロート 」が、当時FBIで副長官をしていたマーク・フェルト氏(91)だったと明らかになった記事だけど、当事国アメリカではかなり話題になっているらしいね。

大田 でも最近じゃ、若貴騒動に押されっぱなしだってよ。

中田 ウソ吐けよ! なんで若貴騒動がアメリカで報道されてんだよ!

大田 現地じゃ「若貴」とは言わずに、「スモウ・ブラザーズ」って言われてるみたいだけど。

中田 べらべらとくだらないウソを吐くな!

大田 でもこの記事に関して言及するなら、まず先に「ウォーターゲート事件」について語らないと。

中田 我々の世代にとってはあまり馴染みのない事件だからね。

大田 いいですかみなさん! 「ウォーターゲート事件」と「水戸黄門」は何の関係もありませんからね!

中田 そんなことは誰だってわかってるよ! 当時大統領であったリチャード・ニクソンが、敵陣営への不法侵入・盗聴に直接関わっていたという事件を俗に、「ウォーターゲート事件」って言うんだよ!

大田 んで、その敵陣営に忍び込んだスパイが、逃げる際に地下の排水溝の水門に挟まっちゃって抜けなくなって、そんで事件が発覚したことから「ウォーターゲート事件」って呼ばれるようになったんだよね。

中田 それも違う! その敵陣営のオフィスがウォーターゲート・ビルにあったからだ!

大田 じゃあそれが森ビルだったら、ウォーターゲート事件もいまごろ「森事件」って呼ばれてたわけだ。

中田 だったら何だよ! 意味がねーだろ!

大田 とにかく「グリコ・森永事件」の犯人、通称「キツネ目の男」がFBIの元副長官だったってのは驚きだよな。

中田 事件が変わってるだろ! 今は「ウォーターゲート事件」の「ディープ・スロート」について話してんだよ!

大田 つまり「ディープ・スロート」と「キツネ目の男」とは何の関係もないと。

中田 当たり前だろ! これ以上、ややこしくなること言うな! 「ディープ・スロート」ってのは、ウォーターゲート事件で内部告発を行ったアメリカ政府高官を指す仮称のことなんだよ。

大田 喉の奥につかえてた秘密をばらしたから「ディープ・スロート」って呼ばれるようになったってのは、なんとなく納得できるよな。

中田 どれだけウソ吐いたら気が済むんだ、お前は! 「ディープ・スロート」ってのは当時公開されてたポルノ映画のタイトルにちなんでつけられたんだよ!

大田 じゃあそのポルノ映画のタイトルが「団地妻」だったら、いまごろディープ・スロートも「団地妻」って呼ばれてたわけだ。

中田 ありえねーよ!

大田 「ウォーターゲート事件のディープ・スロート」ってなんだか格好いいけど、「森事件の団地妻」ってすごく嫌だな。

中田 どうだっていいだろ、そんなこと! お前はマジメに話す気あるのか!

大田 でもその「ディープ・スロート」が自分だったって告白したマーク・フェルト氏も、本国じゃ英雄か裏切り者かって論議されてんだろ?

中田 国を救った英雄か、それとも政府を裏切った反逆者かってね。

大田 俺にとってはただの知らない外人さんだよ。

中田 そりゃそうだろ!

大田 お前にとっては大切なひとり息子かもしれないけど。

中田 ワケわかんねーよ!


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